できるだけ器具を使わずに自分の力で治るほうがよいと考えています。たとえ器具の力できれいな歯並びになっても、正しい機能を身につけなければ元に戻ってしまいます。

一般的に使用する器具の数は

  • 犬歯が生える9~10才までに治療を終えた場合は上下で1~4種類の装置を使用。
  • 犬歯が生えた後の9~10才以降に終えた場合は上下で4~6種類の装置を使用。

※症例によってこれより少なくなったり、多くなったりします。


装置を使用する治療を具体的に症例集で見てみましょう。

[症例1]犬歯が生える前に治療を終えた下顎の乱ぐい歯

症例1

1.拡大床装置でアゴを拡げて、歯が並ぶスペースを作ります。

.拡大床装置でアゴを拡げて、歯が並ぶスペースを作ります

2.閉鎖型装置で前歯をワイヤーで挟んで並べました。2つの床装置を使用しました。

[症例2]犬歯が生えた後に治療を始めた下顎の乱ぐい歯

症例2

1.拡大床装置でアゴを拡げます。

拡大床装置でアゴを拡げます。

2.奥歯を後ろにさげます。          3.ゴムで手前の奥歯を引っ張ります。

4.固定式の装置を装着しました。 5.きれいな歯並びになりました。

4.固定式の装置を装着しました。 5.きれいな歯並びになりました。

永久歯を抜かずに矯正治療することができましたが、3種類の装置を使用しました。
期間も3年もかかりました。

犬歯が生える前に治療が終わればとても簡単に治療できます。お母さんがおかしいと気づいたら早めに診てもらいましょう!