昔の歯ブラシ

歯を磨くという習慣は何千年も昔から存在しました。

では歯ブラシの原型はどのようなものだったのでしょうか。

昔の歯ブラシは・・・・

昔は当然現在の歯ブラシのような形の歯ブラシではありませんでした。昔は香りのよい樹木の枝を楊枝のようにしてくわえて、口腔内に良い香りを残していたそうです。

ニームの枝

インドでよく使われているニームの枝

その楊枝がだんだん進化し、木の棒の端の繊維をほぐしブラシの役目にして使ったりもしたそうです。そのため小枝ブラシ、歯木などと呼ばれていたそうです。

時代が経つにつれこのような楊枝は房楊枝と呼ばれ多くの人に使用されてきました。明治時代の初めころには現在の歯ブラシに似たような形に変化しました。

しかし、現代と同じ歯ブラシができた当初は、あまり見かけない外見からか人々に見向きされなかったといいます。

歯を磨くではなく歯を拭く

では何を使って歯磨きしていたかというと、一般家庭では、布やスポンジを使って歯を磨くというより、歯を拭くという行為をしていました。そのころはまだ歯ブラシは高級品だったようで上流階級の人々や貴族の間でのみ使用されていたようです。

塩で歯磨き

また、塩で歯磨きをする時代もあったようです。塩には除菌作用があり塩で歯をこすることで歯の清掃をしていたのですね。また、塩水でうがいをすることも多くあったそうです。

近頃は健康という言葉に関心が高まっているためか、お口関係でも様々なケアグッズや補助用品が発売されています。

昔は歯ブラシのみで糸ようじフロスを使用している人はほとんどいませんでしたが、今ではテレビCMでよく放送されていたりして多くの人が使用しています。電動歯ブラシを使っている人もたくさんいますよね。

電動歯ブラシの使用

電動歯ブラシを使うことで自分の手では落とせなかった細かいところの汚れまで落とすことができます。

昔は高くて買えない時代もありましたが、今では安く手に入るようになりました。

昔は木だったのに今では手動を超えて電動歯ブラシ。

歯ブラシの進化はすごいですね。みなさんの周りにもたくさんの種類の歯ブラシがあると思います。

それぞれ自分にあった歯ブラシでお口の中の健康を守り、健やかな歯を保ちましょう。

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